給与前払いお役立ちコラム
給与前払い制度の3つの仕組みを比較|立替型・直接払い型・デポジット型の違いを解説
「給与前払いサービスはどれも同じ」ではありません
給与前払いサービスを比較していると、「立替型って何?」「直接払い型との違いは?」「デポジット方式ってどんな仕組み?」「自社にはどの方式が合っている?」と疑問を持つ企業担当者は少なくありません。
実は、給与前払いサービスはどの会社も同じ仕組みではなく、前払い資金を誰が負担するかによって大きく3つの方式に分かれます。
この違いを理解せずに導入すると、
- 想定以上に資金負担が大きい
- 運用が合わない
- 手数料が予想より高くなる
といったミスマッチが起こる可能性があります。
この記事では、給与前払い制度の代表的な3つの仕組みと、それぞれのメリット・デメリット、どんな企業に向いているのかをわかりやすく解説します。
結論|会社の資金繰りや運用に合わせて方式を選ぶことが重要
給与前払いサービスには、立替型直接払い型デポジット型という3つの代表的な方式があります。
どれが優れているというわけではなく、
- 資金繰り
- 利用人数
- 運用体制
- コスト
などを踏まえて、自社に合った方式を選ぶことが重要です。
まず知っておきたい「給与前払い」のお金の流れ
給与前払い制度では、従業員がすでに働いた分の給与を、給料日前に受け取ります。
しかし、「そのお金を誰が一時的に用意するのか」がサービスごとに異なります。
これが3つの方式の違いです。
① 立替型
仕組み
立替型では、サービス会社が一時的に給与を立て替えて従業員へ振り込みます。
その後、給料日に企業からサービス会社へ精算します。
企業 ↓(給与データ)
- サービス会社
- ↓
- 従業員へ前払い
- ↓
- 給料日に企業が精算
メリット
- 企業が前払い資金を準備しなくてよい
- 資金繰りへの影響が少ない
- 導入しやすい
デメリット
サービス利用料が発生する場合がある利用条件が設定される場合がある
向いている企業
- 中小企業
- 急いで導入したい企業
- 資金負担を増やしたくない企業
② 直接払い型
仕組み
直接払い型では、企業が前払い資金を用意し、従業員へ直接支払います。
サービス会社はシステムのみ提供します。
- 企業
- ↓
- 従業員へ前払い
- ↓
- 給料日に精算
メリット
- 手数料を抑えやすい
- シンプルな仕組み
- 利用人数が多い企業ではコストを抑えられる場合がある
デメリット
前払い資金を企業が準備する必要がある資金繰りを考慮する必要がある
向いている企業
- 利用人数が多い企業
- 資金に余裕がある企業
- ランニングコストを抑えたい企業
③ デポジット型
仕組み
企業があらかじめ保証金(デポジット)を預け入れ、その範囲内で前払いを行う方式です。
サービス会社は預かったデポジットをもとに前払いを実施します。
- 企業
- ↓
- 保証金を預託
- ↓
- サービス会社
- ↓
- 従業員へ前払い
メリット
- 資金管理がしやすい
- 立替型より利用料を抑えられる場合がある
- 利用上限を設定しやすい
デメリット
初期にデポジットを用意する必要がある保証金として資金が固定される
向いている企業
- 利用人数が多い企業
- 利用額が安定している企業
- 手数料を抑えたい企業

3つの方式を比較
| 比較項目 | 立替型 | 直接払い型 | デポジット型 |
|---|---|---|---|
| 前払い資金 | サービス会社 | 企業 | 預託した保証金 |
| 初期負担 | 少ない | 少ない | デポジットが必要 |
| 資金繰りへの影響 | 小さい | 大きい | 中程度 |
| 手数料 | やや高め | 抑えやすい | 抑えやすい |
| 導入しやすさ | ◎ | ○ | ○ |
どの方式を選ぶべき?
立替型がおすすめの企業
- 初めて導入する
- 資金負担を避けたい
- 中小企業
直接払い型がおすすめの企業
- 利用人数が多い
- 資金に余裕がある
- ランニングコストを重視する
デポジット型がおすすめの企業
- 手数料をできるだけ抑えたい
- 利用状況が安定している
- 計画的に運用したい
方式選びで失敗しない3つのポイント
① 利用人数を想定する
10名と500名では、最適な方式は変わります。
② 資金繰りを考える
前払い資金を誰が負担するのかを必ず確認しましょう。
③ 将来も見据えて選ぶ
従業員数や利用率が増えたときにも対応できるか確認することが重要です。
よくある質問
途中で方式を変更できますか?
サービスによって対応は異なります。
事業規模の変化に合わせて、変更できるサービスもあります。
一番多い方式は?
立替型を採用しているサービスが多い傾向がありますが、企業規模や運用方針によって最適な方式は異なります。
デポジットは返金されますか?
契約内容によって異なります。
返還条件や精算方法は事前に確認しましょう。
立替型なら企業は一切お金を用意しなくていいですか?
サービス内容によって異なります。
契約条件や精算方法を確認することが大切です。
まとめ
給与前払い制度は、サービスによって仕組みが大きく異なります。
比較する際は、
- 前払い資金を誰が負担するのか
- 手数料
- 資金繰りへの影響
- 導入コスト
- 将来的な運用
まで含めて検討することが重要です。
自社の規模や目的に合った方式を選ぶことで、無理なく長く運用できる給与前払い制度を導入できます。
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